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秋冬作の苗を育てています【2018/9/22農業日誌】

また週末に雨ですね。お勤めをされていて、家庭菜園をされてる方は憂鬱だと思います。私も土日しか、畑に行けないので、雨が恨めしいです。そろそろ、秋冬の野菜を仕込む時期になりました。大根は、先週やってしまったのですが、苗作りしている野菜が複数有ります。苗作りは栽培の技術力がモロに出ます。私は過去に何度も失敗しています。でも、自分で育苗したほうが、苗を買うより安いですからね。あと畑に直植えすると、管理しにくいのも問題があります。

目次

白菜の苗作り

秋冬作の苗作りは非常に難しいと思います。家庭菜園4年目ですがまだ判らないことが多く失敗ばかりしています。自分が今まで失敗としては
1)普段使ってる培養土に種を蒔いたら発芽しなかった。
2)自作した種まき培養土に化学肥料を入れて種まきしたら芽が出なかった。
3)液肥を与えすぎたら、害虫が沸いて枯れた。
4)日差しが直接苗に当たって干からびて枯れた。
等ですね。

1)は「野菜の土」とかいうホームセンターに良く売ってる培養土です。2)は自作した培養土なのですが、赤玉土+ピートモス+バーミキュライトといったごく普通の配合です。親心から肥料を入れてしまったんですね。化学肥料が含まれる培養土を使った為に、発芽しなかったという事例です。3)も同じく、肥料をあげすぎによる障害です。4)は9月といえども、まだ日差しが強く、乾燥させてしまうとあっという間に干からびるということです。干からびないように、日陰で育てると徒長してしまいます。難しいですね。

写真のは、市販の種まき培養土を使い育ててる白菜です。自作の培養土は懲りたので、市販の種まき培養土を使ってます。40リットルほどで600円といった格安の培養土です。タキイの種まき培養土ですと60リットルで1600円ほどしますね。高いけど、種まき培養土は「有り」だと思います。ポッドやトレーで、少量づつ苗作りすればそんなに消費しません。自分も次回は「タキイの種まき培養土」使います。最終的な間引きをして1本の苗に仕上げます。徒長してるんで、上から培養土を被せます。徒長するのが前提で作ってるので、ポッドの中の培養土は少なめです。

間引きした白菜苗ですが、予備苗作りに回します。胚軸を切断し、挿し木にして育てるという方法を使います。これは、私が隔月買っている雑誌「やさい畑 2016年夏号」に載っていた方法です。去年やってみたけど、普通に出来ましたね。普通な苗との、効果の違いはよくわかりませんでしたけどね。

来週ぐらいに定植しようと思いますが、定植後も問題があります。それは害虫に食べられやすいことです。バッタやコオロギや蛾の幼虫等ですね。防虫ネットをすれば良いですが、畑が広いので用意できません。なので、私は定植前にBT剤の溶液に一晩漬けます。BT剤とは、生物農薬の一種で、アオムシ、ヨトウムシ、コナガなどの鱗翅(りんし)目の幼虫に効果のある殺虫剤です。細菌を利用した農薬で、有機栽培でも使用されている、非常に安全性の高い農薬です。これが定植前の白菜に入ると、それを食べた幼虫がお腹を壊すんです。で、徐々に弱って死んでしまうという殺虫剤です。効果は長く続かないのですが、秋作の場合には11月には、卵を産む成虫も居なくなるので、1回の使用でも問題は無いですね。

水菜、ホウレンソウの苗作り

どちらも徒長してます。この状態で定植したら、葉焼けしてアウトですね。本葉4~5本になったら定植します。水菜はサラダ水菜という品種なんですが、これがシャキシャキしていて凄く美味しかったんです。ことしは1畝全部水菜にしてやろうと思います。

タマネギの苗作り

タマネギは早生と晩生の苗を作っています。苗を買えば早いですが、高いと思うんですよね。一本4円位ですか?種だと何百個も作れるんだから、種の方が良いですね。ただ、やっぱり種からは難しいです。
1)苗の育ちが遅く定植が遅れる
2)発芽しない
といった問題が過去に起きました。

1)は、種まきの適期より2週間ほど早く種まきすることにしました。なので9月の頭には種を蒔いています。2)は乾燥防止に、寒冷紗の切れ端を被せてから水やりして、保湿しておきます。これで解決しました。私は、写真の様な園芸用トレーに、種まき培養土を入れて、種を蒔いています。種まき後、しっかりと鎮圧しておきます。

ベビーリーフ

同じく園芸用トレーで、ベビーリーフも育てています。ベビーリーフなんて、ほとんど土は要らない訳ですよ。面積が多い方が、沢山収穫できるので園芸用トレーで育てるのお勧めです。