- ゴウの収穫だより www.gousanblog.net - http://www.gousanblog.net -

水はけがよく、マルチがぴったり張れる畝作りの方法

以前より、私が畑の畝作りをすると、土の表面がボコボコニなりマルチが綺麗に貼れなかったり、直接種蒔きするときには種を埋める深さが一定にできないといった悩み事がありました。通常は、耕運機やクワで、土を起こして、クワで形を整えて、爪レーキや平レーキで土の表面を整えます。現状有る道具を使って、畝を作っても自分としては不満でした。

私が作ると、こんな感じの畝ですね。表面を爪レーキで慣らしだけです。この状態の畝に平たい板などを押しつけて、表面を慣らしますが、綺麗に成型するのは難しいです。

どうしたものかと思っていたとき、ふと愛読している農業雑誌に畝を綺麗に作る道具を自作した記事が載っているのを思い出しました。バックナンバーは保管してあるので、引っ張り出してきて自分で自作してみようと思いました。家庭菜園界では、有名な福田さん考案の道具です。


利点は
・水はけがよい山型緩斜面の畝が作れる。
・マルチが吸い付くようにぴったり張れる。
・野菜が均等に生育する好適な環境になる。

山型緩斜面の畝は、斜面に水が流れて排水性が良い、そして畝表面にうねりが無いため、マルチがぴったり張れる。それによりマルチの機能が十分に発揮されるということらしいです。材料はホームセンターで用意しました。

・材料
1×6材 6F
幅19mm×奥行140mm×高さ1820mm
548円
1×4材 6F
幅19mm×奥行89mm×高さ1820mm

図面も載っていましたので、木材にケガキします。電動ノコギリを、キノコの稙菌するとき買っていたので、作業がはかどりました。完成です。この「畝ならし」を、自分が作った畝に当てながら、畝を成型していきます。

実際に使ってみて、慣れてくるとコツが判り、次第に綺麗に畝が作れるようになりました。自分としては、幅95cmで5穴のマルチが使える畝を簡単に早く作りたかったのですが、これを使えば、解決できそうです。5穴全てを使おうとするなら、平畝といえども、測量してからでないと綺麗にできません。しかし、「畝ならし」を使えば手間もかからず簡単にできます。レーキなどは価格が高いですが、この道具の材料費は1000円程度です。

5穴すべて使えるような畝が作れる設計にしてあります。マルチのうねりも無く、隙間風が入る余地もありません。ちょっと手間いったけど、素晴らしい道具ができました。