前回のタチウオ釣行により、沖釣り熱が再燃しました。沖釣りから離れたのは、カヤックを買ってからなのです。結局、カヤックは手放しました。私の釣行スタイルに合っていませんでした。ボートエギングでのアオリイカ釣りも、やってみたいのだけどメンバーが集まりません。
一人だと交通費とレンタルボート代金が高くなってしまいます。となると一人でも、定期的にできる釣りとなると、沖釣りが選択肢になります。今後は、冬になるので極端に釣り物が減ってきますね。沖釣りもマンネリ気味です。いままで、釣ったことが無い魚を狙ったり行ったことが無い地域で、沖釣りでやってみようと思います。
今回紹介する釣行記は、私が釣ったタチウオを引き取りにきた釣り仲間に、釣りの自慢をしたところ行きたくなったようです。まんまと食いついてきた釣り仲間を、タチウオ釣りに連れていった記事になります。対象魚は、タチウオ&五目です。最終的な、釣果は41匹でした。
釣行記のみを読みたい方は方は、こちらからどうぞ。
出典:まとばや
目次
釣船屋を予約をする
釣りたい魚が決まっていたら、その魚を釣らせてくれる釣船屋を探します。ネットの情報や新聞の「スポーツニュース」や「週刊釣りニュース」をみましょう。ターゲットが決まっていなかったらは、なにが釣れてるか確認して、釣船を選ぶこともできます。今回は、同行者の希望で、五目のリレー釣りがやりたいとの事で、タチウオと五目のリレーをやらせてくれる釣船を選びました。
船を選ぶ
愛知県南知多の釣船屋は、所属により休日が違います。大きく分けて、「豊浜」「師崎」「片名」地区になります。豊浜がお祭りで休みの時は、片名の船を利用するということができます。船長で選ぶこともあります。スパルタ船長を選ぶか、お客様ファーストの船長を選ぶ、といった選択もできます。あとは、出港時間の違いや、価格の違いで選ぶこともできます。
予約を確定する
電話予約では、「氏名」「何の船に乗るか」「人数」などを伝えます。電話口で、最近の状況や、出港時間も、聞いておきましょう。集合時間・出港時間は、季節によって変わります。
4月は出港AM6:00沖上がりPM1:00です。
5-8月は出港AM:5:30沖上がりPM:0:30です。
9-10月は出港AM6:00沖上がりPM1:00です。
11-3月出港AM:7:00沖上がりPM1:00です。
服装を決める
天候や気温から、釣行時の服装を決めます。私の場合、春や秋はメーカー製レィンウェアです。夏は、出来るだけ涼しい恰好です。冬は、メーカー製の防寒着(ゴアテックス素材)です。素材どうこういうより、冬の場合は厚着すれば良いので、価格が高いウェアを買う必要はありません。メーカー製といっても、特別優れていることは無いのでワークショップなどで、揃えたウェアでも良いでしょう。
道具を準備する
必要な道具は、釣行日前日までに準備します。
・ロッド
小中物の釣りであれば、100号以下の錘負荷のロッドを選べばよいと思います。船上では、釣り座が狭いので、ショートロッドの方が取り回しが良く、使いやすいと思います。出来れば、船上でのトラブルも予想されますので、2本のロッドを持ち込むのが理想です。
・リール
両軸リールで、対応ラインが1~4号ほどの物が良いです。リールの性能は、対応ライン、巻上げ量、ベアリング数、重量で判断します。小物と中物では魚の大きさが全然違います。こちらが、小物用のリールです。イッツICV、いまは廃盤です。
小物は、比較的浅いところにいるので、重量が軽く巻上げ量が少なくても良いです。むしろ使いやすいと思います。
対して中物は、深いところにいるので、巻上げ量が多く対応ラインが大きく、ベアリング数が多い物が有利となります。小物または中物しかしないのであれば、どちらかのリールを購入すれば良いです。小物中物共に、対象とするなら、二つ揃えるのが良いです。
中物用対応ライン3~4号 ベアリング数 8個 巻き上げ量 -cm 重量約700g ※電動リール
私は、グローブライド製しか使ったことないですが小物はライトゲーム ICV、中物は電動のレオプリッツ400をお勧めします。(中古の良品【AまたはA+】でも良いと思います。)
・ライン
中物PE3~4号(リールはレオプリッツ等の中物リール)
小物はカレイ・フグ・カワハギで使います。繊細なアタリは、細いラインと軽いリールにより判り易くなります。中物はイサキ・アジ・サバ・太刀魚などです。太いラインは、大物が来ても安心です。中物のリールに、1~2号のラインは使いません(その逆も)。ラインは、リールで使い分けるようにします。
・ライフジャケット
種類としては、ベスト型、ウェストポーチ型が有ります。私はベスト型を所有しています。ウェスト型の方が重さを感じにくいので、次回更新するときは、ウェスト型を買います。
安全機能としては、自動膨張式と手動膨張式が有ります。自動膨張は泳ぎに自信が無い方が、使うと良いと思います。自動膨張は誤動作する可能性があるのも覚えておきましょう。私は、手動式を使っています。自身の水没時は、手動で膨張装置を起動させます。
・仕掛け
様々な仕掛けが、太刀魚釣りには有ります。タコベイト付き、長軸針、ワイヤーハリス、細軸針などです。昔は、いろんな仕掛けが(針)売っていました。しかし現在は、長軸のチモトに剣付き仕様がほとんどになっていました。
五目ウタセ釣りは、やったことが無いので、仕掛けは船内で買うことにして、用意しませんでした。
・天秤
天秤は、30cm程の片テンビンです。天秤は、PEラインの高切れで無くします。船内で買うのが、場所も取らないのでお勧めします。
・錘
船内統一80号です。錘も、天秤と同じく消耗しますので、船内で買うのをお勧めします。
・エサ
エサは、冷凍サンマかキビナゴが、一般的です。冷凍サンマは、品質が悪い時があります。あらかじめ、自分で用意しておくと安心です。
・ロッドホルダー
ロッドホルダーは無くても構いません。有ると、ロッドを手持ちしなくて良いので疲労度が軽減されます。私は中古屋で買った5000円程の商品を10年近く使っています。
・グローブ
太刀魚は刃が鋭いので、保護の為に、グローブをはめるのをお勧めします。
・ラインカッターorハサミ
仕掛けを切ったり作ったりするのに使います。
・バッテリー&コード
電動リールを使う方は、必要になります。リールの付属品についています。劣化するので、定期的な買い替えが必要です。
・タオル
手拭きタオルです。
・長靴
足が濡れないためです。
・日焼け止め
肌が弱い人は、必要です。
・酔い止め
酔う人は、必要です。アネロンニスキャップをお勧めします。
・氷
氷は、受付で貰えます。用意する必要は、無いです。
当日の朝に受付に行く
釣船屋が、契約している駐車場に車を停めます。まとばやの場合は、こちらになります。車を停めたら、道具を持って受付に行きます。
受付でお金を払います。料金は、対象魚によって変わります。イサキ、アジ、五目、太刀魚、カサゴ、メバルといった小中物乗合ですと7500円です。大物は12000円が相場です。
釣座
釣座を確認します。釣船によっては、早い者順です。マイナールールですが、常連が優先の船もあります。まとばやの場合は、船に乗り込んだ時の順で決まります。空いていれば場所は、好きな所を選べます。遅くきた場合は、残りの釣座を選択します。
釣座の優位性は、あまり気にしないで良いです。私の経験上では、ミヨシからポイントに入るので先に釣れ出します。オオドモはトモから、コマセが流れてくるので、魚の活性が上がる利点があります。船酔いが気になる方は、胴の間に入ると、比較的揺れが少ないです。
釣り座での準備
ロットホルダー、ロッドとリールのセッティングをします。餌が支給されるので、自分が使いやすい場所に置いたりします。出船して航路を走行中は、船が揺れてなにもできませんので、あらかじめ準備しておくのをお勧めします。
トイレ
トイレは、ミヨシ側に男性用が有ります。オオドモ側に大便用が有ります。
釣り場
南知多から出船する沖釣りの釣り場です。釣行時に覚えておく必要はありません。何度も乗合船に乗るうちに、大体場所がわかるようになります。
釣行記
釣り仲間のP太郎さんが、私の先週のタチウオ釣果を見て興味をもったようだ。釣行日前日に、P太郎さんから連絡が有り、一緒に釣りに行くことになった。釣行日の10月24日(水曜日)、朝5時に、釣船屋「まとばや」の駐車場に着いた。前回と違い、今回は平日なので駐車している車は少ないようだ。今回は、タチウオと五目ウタセのリレー釣りを予約した。私とP太郎さんは、胴の間に並んで釣座を構えた。
出船前に、船長に釣り場を聞くと「タチウオは師崎前で、ウタセ五目は明神沖でやるよ」と教えてくれた。どちらも船から陸地が、見える距離だ。11時からウタセ五目に変えるそうで、実質の釣り時間は2時間ほどしかない。ウタセ五目は、オマケ的な釣りと考えた方が良いだろう。五目のみで、釣りを楽しみたい方は専用の船に乗ったほうが良いと思われる。釣り人20人ほどを乗せた、まとばやまるは定刻の6時に出船した。
私のタックルは、
竿 ダイワ製フィルダータチウオ
リール:ダイワ製ハイパータナコン400FBe
道糸PE4号
仕掛け:天秤仕掛け、全長1.5m 幹糸8号 針2/0号
錘:船内統一80号
餌:冷凍サンマ切り身
です。
前回は、天秤を3回無くした苦い経験がある。かといって、なにか対策が有るわけでもない。タチウオが掛かった状態で、オマツリするとタチウオの鋭い歯でPEラインといえども、いとも簡単に切られてしまう。やれる対策としては、オマツリを極力起こさないようにすること位だ。幸い、平日釣行なので、釣座は広くとれてオマツリの可能性は低くなった。
師崎沖について、釣り開始となった。船長からアナウンスで「早朝は食いが悪い。水温が低くなっているのが原因。すこし食いが落ちてきたのでそろそろ終わりかと思って冷や冷やしています」と言われた。
前回で私は、タチウオ76匹を釣った。今回は、記録更新を目論んでいるが、出鼻をくじかれるアナウンスであった。さっそく、同行者のP太郎さんにアタリがあった。今年一本目のタチウオを何なんく釣り上げた。
結構、引きが強いので、それなりに楽しんでいるようだ。棚を聞くと、30mとのこと。私も、同じく30mから、釣りを開始してみる。すると、アクションを付けないでも釣れてきた。
アタリは頻繁にあるが、合せないと針掛かりが悪いような感じがする。なので、アタリがあれば、フッキングさせるために合わせを入れるようにした。そのうち、アタリも少なくなってきた。どうしたものかと思案して、待ちの釣りを止めて誘いを入れながら、棚を探るようにした。すると、食いが良くなり連続ヒットも何度かでるようになった。
また、今回は針のチモト部分に剣がある針を、あらかじめ買い込んで持参した。チモトの剣に餌のサンマが引っ掛かるようにして、海中での余分な抵抗により回転することが無いように、気を配った。すると、ハリス絡みが随分と、軽減されて快適な釣りを楽しむことができた。
エサの針掛けは、とても重要である。エサが回ってしまうと、ハリスと天秤が絡んでしまう。すると、頭が良いタチウオは、餌に食いつくことが無くなるからだ。快調に、タチウオを釣り上げるが、それでもオマツリは発生してしまう。その場合、タチウオが掛かってる場合は、タチウオだけを早く回収してしまおう。タチウオが回収できれば、歯がPEラインに触れる可能性が少なくなるからだ。
11時に近づくと、タチウオも釣れなくなってきてしまった。ここまでの釣果はタチウオ41匹と偶然釣れたトラフグ一匹である。
天秤と錘のロストは、一つも無かった。約束通り、11時に明神沖に移動して、五目ウタセを開始します。仕掛けは、胴突き仕掛けで餌は、生きたウタセエビ。
P太郎さんが、チダイ3匹とヘダイ1匹と彼岸フグ1匹を釣っていた。私は、タチウオ釣りで満足だったので、残りの時間はのんびりして過ごしたので釣果は望めなかった。
釣ったタチウオは、前回分もあるので食べきれない。なので知り合い釣り人に着払いで送ることにした。運送屋の本日分の集荷に間に合えば、翌日にはクール便で、送り先に送ることができる。送った友人達も、タチウオの料理を楽しんだようで翌日には、お礼のメッセージを頂いた。来年は、こんな釣りは出来ないだろうな思います。11月中もまだ釣れていたら行こうと思います。
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